社内チームワークのよしあしは、結果に大きく影響します。
- 今のチームで仕事をしていてもなかなか業務成績が伸びない…
- どうやったら自分が思うように人を動かせるのかわからない…
- 成功するチームワークってどんなの?そもそもチームは必要なのか?
などの悩みや疑問を多くの企業がもっています。
新型コロナウィルスや働き方改革の推進などによって今働き方が大きく変わろうとしている時代にこそ、社内では質の高いチームワークを維持する必要があるのです。
今回は社内でのチームワークの重要性やチームワークの高め方について解説します。
チームワークの重要性を知り、高めることで、個人では成し遂げられない大きな成果を生みます。
チームメンバー全員が必要な情報を適切な方法で共有できることがチームワークのカギです。
社内でのチームワークが重要な4つの理由
なぜ社内でチームワークが重要なのかは、個人の力ではできないことが可能になるからです。
その個人以上の力は、業績にも直接影響します。
以下が具体的なチームワークでしか成し遂げられないことです。
- 個々の短所をカバーできる
- モチベーションを維持できる
- 環境や状況の変化に柔軟に対応できる
- イノベーションを起こせる
以下に、それぞれ解説します。
個々の短所をカバーできる
限られた時間の中で最高のパフォーマンスを発揮するためには、チーム内の個人が得意分野に携わることが合理的です。
不得意な面は他のメンバーにーにカバーしてもらうことで、組織としての生産性を高められます。
モチベーションを維持できる
チームの中での役割分担は、仕事に対する責任感を与えます。
また励ましや褒める声かけなど、チームの中で相互に刺激することでメンバーのモチベーションの低下をおさえることができます。
環境や状況の変化に柔軟に対応できる
インターネットの普及やグローバル化によって社会の変化スピードが速まっています。
しかしスタートアップの企業などでは実は追い風ともとれるのです。
社会の変化を敏感に察知し、未来を予測したビジネス戦略が打ち出せれば、誰にでもどの企業にもチャンスがあります。
そのためには社会情勢をみた 柔軟な発想 が必要です。
どんなに優れた人でも限界があります。
チームワークがよければ、質のよい議論から新たな気付きや発見が生まれ、未来を予測したビジネス戦略を打ち出せるのです。
イノベーションを起こせる
多種多様な人間が集まり、質の高い議論から生まれる 柔軟な発想 は、課題解決だけでなくときにイノベーションを生むことがあります。
チームで多様な視点や考え方を尊重し合うことで刺激が生まれ、イノベーションの種となるアイデアが生まれてくるのです。
経営学者の中川功一氏(現 大阪大学大学院経済学研究科 准教授)は、イノベーションについて次のように述べています。
現代は、イノベーションの時代。「イノベーションに必要なのは、アイディア と それを事業化するノウハウだけ。莫大な費用は必要がなく、それはとても平等で、誰にでもチャンスが拓かれていること」
「中川先生のやさしいビジネス研究」より引用
そう、今は誰もが平等にイノベーションを生むことができる時代なのです。
柔軟な発想を生み出すことができるチームは、たとえそれが小さな組織であったとしても、イノベーションを生み出す可能性を秘めているということになります。
まさにチームワークにこそ、イノベーションに求められる要素が詰まっていると言えるでしょう。
チームワークを高める社内づくりの工夫 3選
マネジメント側は、社内のチームワークが高まるように努める必要があります。
ここではチームワークを高めるために効果的な3つの方法を解説します。
- 経営計画を共有する
- 朝礼を徹底する
- 対等な関係で議論できる雰囲気をつくる
経営計画を共有する|理念・目標・熱意を文字で伝える
ビジネスでチームが成功するには、経営計画書 をつくり共有することが重要です。
まずは、経営トップの 理念や目標、熱意を文字にして社員に伝えます。
会社の目標が共有できるだけでなく社員のモチベーションも高められ、チームワークの質を高めることができます。
経営計画は1冊の手帳にまとめなさい の著者で、株式会社 武蔵野 の代表取締役社長の小山氏は、社員全員に経営計画書を手帳にしてもたせることを推奨しているほどです。
マネジメント側は経営計画に目標や熱意を込め、全社員で共有できる施策をしましょう。
朝礼を徹底する
朝礼などの短時間の集中したミーティングを決まった時間に行うことはチームワークを高めるために重要です。
オンラインでも実施できるため、テレワーク中でも実施することができます。
また全員がコミュニケーションを図れる点で、チームワークを高めることができるのです。
ただの連絡の場とするのではなく、上司が部下から発言を得たり、双方向的に発言したりする「チームのコミュニケーションの場」という意識で行いましょう。
マネジメント側は朝礼をうまく活用して、この後解説する社内の雰囲気づくりや、モチベーションの向上が狙えます。
対等な関係で議論できる雰囲気をつくる
さまざまな視点やアイディアでなされる議論からは、課題解決やイノベーションの発端が生まれることをマネジメント側は忘れてはいけません。
そんな議論ができてこそチームワークは高まります。
重要なのは、社内の役割や役職により発言のしやすさが変わらないこと。
全員が対等に発言できる議論は、縦横無尽にアイディアが生まれ、課題解決やイノベーションにつながっていきます。
意見のほとんどがTOPダウンで、発言も限られた人しか行われないような会議は避けなければいけません。
マネジメント側は、チームワークを高めて質のよい議論ができるように、全員が対等に意見できる職場の雰囲気づくりをしましょう。
まとめ
今回は社内でのチームワークの重要性やチームワークの高め方について解説しました。
チームワークを高めることで、個人ではできない
- 個々の短所のカバー
- モチベーションの維持
- 環境や状況の変化への柔軟な対応
- イノベーション
が可能になります。
これは会社の生産性を高め、売上にも大きくプラスの影響を与えます。
そしてマネジメント側は、
チームワークを高めるために
- 経営計画を共有する
- 朝礼を徹底する
- 対等な関係で議論できる雰囲気をつくる
からはじめてみてはいかがでしょうか。